2021-05-21 第204回国会 参議院 本会議 第24号
食品表示担当の農林水産省と衛生担当の厚生労働省が対策に二の足を踏んだために、多くの犠牲者を出したコンニャク入りゼリーによる窒息死亡事故はその典型例で、一歳六か月の赤ちゃんから八十七歳に至るまで、子供たちとお年寄りばかりが窒息により亡くなりました。
食品表示担当の農林水産省と衛生担当の厚生労働省が対策に二の足を踏んだために、多くの犠牲者を出したコンニャク入りゼリーによる窒息死亡事故はその典型例で、一歳六か月の赤ちゃんから八十七歳に至るまで、子供たちとお年寄りばかりが窒息により亡くなりました。
このほか、コンニャク入りゼリーによる窒息事故事案について、平成二十二年九月にこんにゃく入りゼリー等の物性・形状等改善に関する研究会を発足させ、専門家や製造事業者の協力を得て、同年十二月に研究会報告書を取りまとめ、事故防止に努めてまいりました。 以上です。
次に、先ほども前川委員の方からございましたけれども、コンニャク入りゼリーの問題でございますけれども、こうした問題が起きまして、消費者庁というのも設置され、国民の皆さんの期待も非常に大きいわけでございますけれども、昨日、消費者庁の方から発表がございました。八月の五日に意識不明となられた、そうした窒息事故が起きたようでございます。
消費者庁の設置の背景には、市川さんの最愛の御子息を始め、コンニャク入りゼリーやガス瞬間湯沸器による事故で尊い命を奪われた被害者の方々がおられること、そして大切な家族を奪われ、悲痛な思いでおられる御遺族がこれ以上御自身と同じ思いをする人が出てくることのないようにと声を上げてくださっていることを忘れてはなりません。
去年の九月、この消費者庁関連法案が国会に出された、あの同じ九月に、姫路でやっぱりコンニャク入りゼリーで亡くなった方がいるんですね。ずっとどこの省庁も何もしないで来ているんです。なぜ十何人も死者が明らかで、国民生活センターがもう何年も前から各省庁に言っているのに動かないのか。今ごろこれから調査するとおっしゃっていますけれども、もう国民生活センターは十分調査し実験もして報告しているじゃないですか。
本年三月、先ほど申し上げた厚生労働省の科研の調査結果によりますと、コンニャク入りゼリーの危険性が改めて明らかにされています。また、食品安全委員会においては、食品による窒息事故に関するワーキンググループが設置されて、窒息事故の発生状況、要因等が調査審議されるというふうに聞いています。 この科研の調査結果によりますと、幼児、小児というのは中咽頭の形態が成人とは違います。
消費者庁の発足は、エレベーター、ガス瞬間湯沸器、コンニャク入りゼリーなどのような事故の根絶も目的の一つです。いずれの事故も、同時の事故が発生していることをどこかで、だれかが知っていました。その中には行政機関もメーカーも含まれています。この事実だけでも情報の一元的集約、分析、提供、公開は重要です。その効果を最もよく発揮するためには、事故関連情報に関する独立した調査機関が是非とも必要です。
これまでの審議の中でも再三にわたって議論となってまいりましたコンニャク入りゼリーによる窒息死事故の問題の中で、たしか野田大臣は衆議院での御答弁の際に、お子さんを亡くされたお母さんからのお手紙を御紹介されていらっしゃいましたけれども、そうした親御さんの思いというものを野田大臣はこの今回の法案の作成に当たりどのような思いを込められてお作りになられたのでしょうか。
コンニャク入りゼリーのときも、これはやはり毒物でも何でもないということでたらい回しになっているケースでしたけど、これはむしろ致死量が今御指摘のようにあるということで、より深刻な問題ではなかろうかと思いました。
このコンニャク入りゼリーにつきましては、この消費者庁創設の議論の中のいわゆるすき間事案として度々諸先生から御質問を受けましたし、私も私なりに答弁してきたんですが、ユニカねっとという、消費者庁を、数十年来設立を望み、取り組んでこられた消費者団体の方々がおられまして、その方に紹介をされていただいた手紙がございます。
それを踏襲して今日まであるわけですけれども、典型的に言われるのが縦割り行政であるとか、そういうつくりの悪さによって、仕組みの悪さによって発生した事案というのが冷凍ギョーザであったり又は今懸案になっているコンニャク入りゼリーだったりするわけですね。
○野田国務大臣 消費者庁は、コンニャク入りゼリーの誤飲による死亡事故のような問題が発生した場合、消費者の安全、安心を確保するため、政府一体となった迅速な対応を行うに当たり、中核的な役割を果たすことになります。 具体的には、新法であります消費者安全法等に基づき、重大事故等に関する情報として、情報の一元的集約ルートをたどって、事故情報が地方公共団体等から消費者庁に直ちに届けられます。
コンニャク入りゼリーによる窒息事故の発生につきましては、厚生労働省としましては、現時点で把握している限りでは、平成十九年七月に、再発の防止に関する独立行政法人国民生活センターの要望を受けた時点で認識したところでございます。
○石塚政府参考人 このコンニャク入りゼリーの窒息事故の問題、これが社会的な問題としてとらえられているということについて認知したということにつきましては、先ほどお答えしました平成十九年七月という時点でございました。
○石塚政府参考人 コンニャク入りゼリーの問題というものは、いわゆる食中毒事案に該当するものではございません。私ども食品衛生法を所管している立場としましては、保健所から都道府県等を通じて厚生労働大臣に報告されるような義務づけられた報告というものは、食中毒事案といった衛生上の危害に関するものに該当するものが報告されてくるということでございます。
コンニャク入りゼリーにつきましては、食品による窒息事故について、現在、厚生労働省が調査研究を行っていると承知しております。 一方、農林水産省におきましては、関連する食品事業者の取り組みに資するため、平成十九年に、コンニャク入りゼリーについて、製造、販売等の実態、物性の測定及び注意表示等に関する調査を実施し、その結果を公表いたしました。
また、コンニャク入りゼリーによる窒息事故の問題につきましては、今おっしゃったとおり、消費者安全情報総括官会議において再発防止策を取りまとめたところであります。
○野田国務大臣 コンニャク入りゼリーによる窒息死亡事故の発生については、非常に痛ましいことであります。 実は私の手元に、二〇〇八年九月九日、ユニカねっとの集会でいただきました、男の子、お子さんを亡くされたお母さんからのお手紙がございます。
例えば、コンニャク入りゼリーによる窒息事故では、現行の消費者問題にかかわる法律の規定に該当しない、いわゆるすき間で問題が起きたことが被害を拡大する一つの大きな要因であったと考えられます。現行法においても事業者の行為には規制がかかっていますが、それでもこういったすき間事案が生じます。
○野田国務大臣 今御指摘がありましたコンニャク入りゼリーによる窒息事故、そしてガス湯沸かし器事故、それぞれ多くの人命が失われました。本当にまことに痛ましい事案であります。
担当大臣としては、御指摘がございましたコンニャク入りゼリーによる窒息事故のような、いわゆるすき間事案の迅速な解決等を目指した新しい消費者安全法案を含め、消費者庁関連三法案を既に国会に提出しております。その審議を衆議院の特別委員会において早期にスタートしていただき、年度内に成立させていただけるよう全力を尽くしてまいります。(拍手) 〔国務大臣斉藤鉄夫君登壇、拍手〕
○大臣政務官(並木正芳君) コンニャク入りゼリーの窒息事故につきましては、先生御指摘のとおり二十二人の死亡者が出たということで、昨年来対策も考えたところでありますけれども、今年になってもまだ続いているというようなことでは大変痛ましいことだというふうに考えております。 先生も御指摘されておりますし、また与野党からもいろいろな御意見をいただいております。
十月十六日に内閣府の方で各省と協力いたしまして再発防止策をまとめたところでございますが、その中で、厚生労働省におきましては、コンニャク入りゼリーのほか、もち、あめなどの食品による窒息事故の再発防止に係る科学的知見の集約を進めていくと。